共立エコーチエンソー CSV-451の点火装置の製作

点火装置の概観

フライホイールに磁石が3ヶ埋め込まれています
それとエキサイターコイル鉄心との角度を割り出してみました ここ

そしてエキサイターコイル ロー出力波形をオシロで観測しました


その図にピストン上死点を記入してあります

-32°位のマイナス波形から発火信号を得ることが出来ますが二回目のマイナス波形がその後続くのでなんとかしなければなりません。それを波形観測図にて考証した図はここ

マイナス波形から信号を取り出すのにホットカプラを使ってみました(TLP521)

其の後にワンショットマルチバイブレーターを入れて
時定数をマイナス波形からマイナス波形までくらいとして問題回避を考えました
その図面がこれです

一応連続放電が行なわれました。

残る課題は点火時期を操作することです
1.点火信号を得る敷居値の調整
2.回転数にあわせた進角の調整
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さて問題回避の方法として次の方法を考えました

1.信号出力を全波整流にするものです
特に信号出力を全波整流して平滑回路を通過させれば
ワンパルスにすることができその立ち上がりで
サイリスターをトリガできれば問題解決となるし
部品点数も少なくてすみます

その回路図がこれ

平滑回路だけでは綺麗な波形が出てこなかったのでトランジスタスイッチ回路を入れました
2SA1020のコレクター波形は綺麗な矩形波になっていて全波整流の幅があります

一応目視では火花が飛んでいますがロー回転時に飛ばないのでいかがなものか(電気ドリルで廻している)
また実際にリコイルスターターを引いた場合目視では飛んでいる
プラグ穴から混合油を数滴たらしてみても初爆に至らない

これは両方の回路とも言える状態です

どうやら高圧発電能力が低いのかも知れない

実は発電コイルがレアーショートを起こしていると思って、巻き替えるつもりで0.12mmのポリエチレン線を購入し、
分解を始めたらレアーショートでは無く使えることが判った
しかし
現在高圧は最高でも150Vくらいしかならないのでこれが最大理由なのかも知れない
150Vでも充分にスパークするイグニッションコイルを探すか電圧を上げることを考えないといけない